忠さんの開発裏話

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  • ●忠男さんの開発奮闘記 〜はじめに〜

GRAND MAJESTY400 編・序章

★ ものッ凄いんで… ★

 ユーザーからの「速く開発してくれ!」って言う声がものッ凄いんで思わず車両を購入してしまったけど、これはまた完成度が本当に高いスクーターだよね!開発に隙がないって言うかこいつは骨が折れそうだぞ!

GRAND MAJESTY400 編・其の壱

★ 有り有りだぜ ★

 こういうバランスの良いマシンはまずどっかの特性を突出させてバランスを崩すところから始めるんだ。いつものように見事な加速を演出するために開発スタッフに50km/hあたりからおもいっきりパワーアップさせる様に指示を出しておいたんだ、さあどうかな・・・・・。

 かっる〜い!
 いやー、走りがものすっごく軽いよ、
 しかもめちゃくちゃ速い。
 これは結構楽しいぞ・・・って、
 ・・・・・??
 ・・・ちょっとスタートから50km/hまでの速度の乗りがひどいね。それから高速域120km/hから先の伸びがないね、ノーマルの方がいいや!
 いや〜でもこれマフラーチュ−ンでさらに楽しくなる可能性有り有りだぜ。さ〜あ、つぎは50km/h最高速付近までに掛けてやんちゃなパワーを引き出してもらおうかね。

Address V125 編・序章

★ 文句なし! ★

 いや〜売れるわけだよ!噂には聞いてたけど本当にいいよこれ。首都圏の驚異的な渋滞を縫って駆け抜ける速度はNO.1だね。軽い・速い・パワフル。本当に通勤には欠かせない最高のアイテムだね、このアドレスV125ってやつは。何日か乗ってみたけど加速、スピードともに文句なし!

・・・こういうマシンのマフラーを開発するのが一番むずかしいんだよな・・・・・

Address V125 編・其の壱

★ ゆとりの走りとは… ★

 まずは思いっきり低い回転域からパワーを立ち上げ開発の方向性を探ってみた・・・・。

スタートダッシュはいい方がいいに決まっているけど、ちょっとしたタイミングでフロントが浮いて車体が不安定になりあまり楽しく乗れない。もう少し上の40km/h位から引き出した方が正解かな・・・、ここの域からトルクを引き出してあげればノーマルの完成度プラスたくましさや面白さ、そして走りの余裕が思いっきりアップすると思うんだ。

 ただ速いだけではなく一回り豊かなゆとりの走りをめざしてみるぜ!

Address V125 編・其の弐

★ 手強いぞ。★

 いや〜これはた〜いへんだ、
ある程度高回転域のパワーを上げようとすると下の回転域のパワーがそれ以上の割合で落ち込んでしまう悩むぜ・・・、
・・・・・どうしよう。

それでも何とかパワーを全域ノーマル以下に落とすことなくピークの速度域だけを上げることが出来たって言うんでちょっと試しに乗ってみた、どうかな?

 ハァー全然だめだ、
   回転がうまく繋がらない、
     80km/hしか出なくなった・・・

 ピーク域のパワーがいくら上がってもぎりぎりの出力バランスで走っているこのスクーターは、シャーシダイナモではわからない程度のわずかな落ち込みもシビアにダメ出しをしてしまうんだ。いや〜これはかなり手強いぞ。何とか40km/h付近から70km/h付近に掛けてパワーアップを図らないと、ピークの速度までパワーをつなげないぞ。

Address V125 編・其の参

★ きたきたぁ!★

 今度はパイプの径・長さは勿論サイレンサー内のあらゆるパーツをいじりまくって性能を探ってみたんだ。その結果、しっかり45km/h〜75km/hまでの間がラインでわかるぐらい上がって来たんだ。意地だね、意地。さーあ、どうかな?

 ・・・うん、出だしはいい感じだ。
  ・・・80km/までかなり力強く登ってくる。
   ・・・う〜ん、時間は掛かるけど、
   何とか何とか90km/h台まで載せてきた!

さーあおもしろくなってきたぞ!さあ次は、80km/hから90km/hの間を何とかつないでもらおうかね。

Address V125 編・其の四

★ 安全に楽しく・・・★

 今度は、積み重ねられたデータを元にサイレンサー内のパーツ径を1mm単位で調整し、メインパイプの長さをを5mm単位で煮詰め直しながら80km/hから90km/hをつないだんだ。

 ・・・・う〜〜ん、きもちいい!
 きれいに回転が繋がっていく・・・!

 滞ることなくキッチリ90km/hを大きく超えて伸びていくようになった、いや〜気持ちいいぞ。ノーマルでほんの少し躊躇するような60〜70km/h台からの車の追い越しも、このマフラーなら楽々行ける。なんだか一回り走りに余裕が生まれたようだ。音も決して大きくはないのだけれど、低音でまろやかなgoodサウンドに仕上がっている。これなら車からも気づいてもらえる。このマフラーの性能で走りに余裕が生まれ、アドレスV125に乗っているみんなが少しでも安全に楽しく通勤通学が出来るようになったら俺は本当に嬉しいなっ。・・・そんなことを考えながら今回はこのマフラーを開発してみました。

 またどこかのライドオンキャンペーンで体感してみてください。
http://www.sptadao.co.jp/top/wn/whatsnew.html
 Saddress

耳より情報!
ADDORESS V125はインジェクションの設定を
濃くするとさらに素晴らしい性能を発揮してくれます。
*インジェクションの設定を変えるにはブルーライトニングから発売されてい
るi-CON MINIの装着をお奨めします。tel03-3763-5437

GRAND MAJESTY400 編・其の弐

★ 3つの問題 ★

 おっ、今度の試作はいいね〜ぇ!速いよ!マシンが活き活きしているよ、パワーの向上が走りを際だたせる見本のようなケースだね。走り出しすぐからぐぐぐっと力強く加速をして行くし、そこからけっこうな勢いで伸びていく、いいね。

 確かにノーマルも速くて完成された出力特性をしていたけど面白さに欠けたよな。その点この試作マフラーを付けたG-MAJESTY400は走りが違うとっても活き活きしていて本当に楽しい。

 ただパーフェクトに作り込まれたノーマルマフラーに対抗するにはまだまだの出来だ。大きなポイントは3つ・・・、

(1)パワーラインの高さは出ているのだけれど
      角度によって起こる加速の尻すぼみ感
(2)スタートの立ち上がりから急激にパワーを上げ過ぎた
      ために発生するギクシャクドンツキ感
(3)そしてこれが結構な問題なのだが
      やたらにうるさいサウンド

 基本的にこの3つ問題をクリアーしながら細部の詰めに移っていく予定だ。さ〜あ、あとどのくらい掛かることやら?・・・・。

GRAND MAJESTY400 編・其の参

★ ふぅ〜。。。★

 まずは問題のサウンド。
 根本的に構造を変えて音が極力ストレートに表へと出ないような特別な構造に変えたんだ。この時に消音をすることで、パワーに悪影響を及ぼさないようにかなりつっこんだ開発を行った。おかげで性能の低下はほとんど起こさずに低くマイルドな心地よいサウンドに仕上げることが出来た、いい音だ。

 それからもう一つの課題である加速の尻すぼみ感。
 これは太さの違うエキゾーストパイプの組み合わせと長さの設定を頻繁に変更し探りながら設定を決めた。最高に気持ちよく超高速域へと伸びていくように特性が大きく変わった、OKだ。

 最後にギクシャク、ドンツキ感・・・・・未だ全く解決の糸口が見えずふぅ〜。。。

GRAND MAJESTY400 編・其の四

★ OKだ。 ★

  サイレンサー内の一部の部品とエキゾーストパイプの微調整で30km/h付近に反応が出る事がわかった。・・・ここを使って数日間掛け25km/hから40km/hにかけて唐突に盛り上がるラインの高さを抑制し、スムーズな立ち上がりへと変えていったんだ。

 まだ少し荒い感じが残るが全体のバランスから見てこの程度はOKだと判断した。